検定合格塾版 初めての2次試験 (その2)



検定合格塾で、今回初めて2次試験を受けるA子さんとB男さんへのアドバイスの続きです。


受験会場での受け付けは、1次試験と同じようなものだから大丈夫だね。

1次試験が自分の学校で、2次試験が一般会場になる人もいるかもしれないけど。

試験会場が学校の場合は、受付が一般的な正門を入った玄関ではなく、生徒の下駄箱のある入り口に設置されている場合があるので、迷わないように会場に着いたら、受け付けの場所を確認だよ。

A子:1次試験の時は、初めて行く高校が会場でした。本当のこと言うと皆の歩いて行く方向についていったら受付があったんです。そうそう、英検の看板が下駄箱のところに立てかけてありました。

ほとんどの会場は上履き持参だから、忘れないようにしようね。

受け付けはアルバイトの高校生が多いね。

2次試験では受験者数が1次試験より少ないので、受付を1人でやっている場合も多い。

忘れものとか何かで問題のある人が前にいると、後ろの人は待たされることもあるよ。

受付で、自分の順番と携帯電話入れ(袋)をもらったら、控室へ行こう。

試験会場の部屋をチェックしていなかったら、先に確認しておこう。

別の級の面接試験中だったりすると、途中で会場係員(これも高校生のアルバイトが多い)に止められるので、自分の会場がそこかどうか聞いておくと良いね。

時間と受験順番番号にもよるけど、会場前にいられるなら椅子が並べてあると思うので、そこにいても良いよ。あ、トイレも済ませておこう。

B男:面接カードを書くっていうは...?

お待ちかねだね。

時間が近づくと、会場の部屋の確認に会場係員が来るんだ。

その人が持ってくるよ。

そして、先に配られるのは、注意書きなど書かれた試験案内なので、目を通しておこう。

いよいよ時間になると、順番に面接を受ける。

前の人が部屋に入ると、次の人が面接カードを渡されて、記入して順番を待つんだ。

A子:じゃぁ、2番目の人は1番目の人の試験の声聞けませんね。

まぁ、そういうことだね。

B男:面接カードって、どんなカードなんですか?

公式サイトにサンプルがあるから、前もって確認しておいた方が良いね。

難しいことは何もないけど、試験直前で初めて見て、しかも書き間違えたり、会場係員に指摘されたりすると動揺しちゃうよ。

何しろ書いたらすぐに面接が始まるんだから。 

チェック → 公式サイトで面接カードの書き方を掲載しているページ

B男:この面接カードの記入って、自分が買ったテキストの2次試験の流れに書いてないよなぁ?英検のバーチャル二次試験でも、部屋に入ったら渡すとなっていたから、受験票か、受付で渡されるものだと思っていました。

そうだね。書いてない参考書が意外に多いね。

それに違うといえば、英検公式サイトのバーチャル二次試験で、持ち物は持って部屋に入ることになっているけど、ほとんどの会場では、部屋の入り口に机が置いてあって、カバンなどの手荷物はそこに置いていくように言われるよ。

面接が終わったら、自分の手荷物を持って帰るんだ。

A子:あ~、何かドキドキしてきました。

まぁ、ここから先は部屋に入って本番スタートなので、参考書などに書かれている通りの流れになるね。

最初の挨拶と簡単なやり取りだけど、参考書やネットなどで、ここは採点されないので気楽に行こうみたいな話があるけど、それは違うよ。

B男:え?違うんですか?

部屋に一歩でも足を踏み入れたら、面接が終わって部屋から出るまで、全て採点対象だと思って気を引き締めた方が良い。

2016年度から面接の採点基準は変更になったけれど、日常会話の受け答えも、何らかの採点をされていると思うべきだよ。

でも、今更何か特別な準備をする必要もないよ。

変に構えて、難しいことを考えるより、素直に知っている英語を話せば良いんだ。

英検の2次試験は面接なんだけど、人格とか人間性や考え方を見ている訳じゃないよ。

英語のスピーキングができるかだけを見ているんだ。

B男:そう言われても、安心してよいのか、心配してよいのか...

じゃぁ、最後にメンタルの持ち方だけアドバイスしよう!

(その3)に続く...