2次試験も迫ったある日の検定合格塾。
今回初めて2次試験を受けるA子さんとB男さんにアドバイスをしています。
A子さんとB男さんは、2次試験が初めてだけど、面接の流れは確認したかな?
A子:はい。公式サイトのバーチャル二次試験と、参考書の「面接の流れ」で確認しました。
B男:はい。僕も公式サイトで。あと僕のテキストだと出版社のWebサイトで動画で流れを確認することができました。
結構。
試験官によるとは思うけど、最初の挨拶でいろいろ聞かれることがあるから、その辺は意識しておいてね。
問題カードのことばかり考えてると、気の利いた受け答えができないよ。
A子:えぇ?やだなぁ。”How are you?” だけじゃないんですか?
B男:そうそう、テキストによると「どうやってここ(試験場)に来たか?」とか聞かれることもあるらしい。
ところで、2次試験の受験票は届いている?
A子:はい。ここに持ってきてます。
B男:はい。なかなか来なくてドキドキしてましたが届きました。
どれどれ、あぁ、B男さんは受験場が1次試験会場と違うね。
A子:私は1次試験会場と一緒だ。違うこともあるんだ...
B男:僕が1次試験を受験した学校は、選挙の投票所になってますね。教室は面接に使えるかもしれませんが、うるさかったり、混雑したりするんでしょうね。
もし、2次試験会場が行ったことないところなら、必ず下見に行ってね。移動の所要時間とかもメモしておいてよ。
B男:はい。でも不幸中の幸いで、新しい会場の方が自宅に近いんですよ。チャリで行こうと思います。
当日なんだけど、受け付け開始時間の30分前には会場に着いているようにしようね。
だいたいどこの会場でも控室が用意されているから、そこで時間を待てば良いよ。
A子:そうですか。私はスタバで時間を調整してから行こうかと思っていました。
B男:確かに何があるかわからないから、時間調整は会場が良いかな。
そうだね。早めに会場に入り、受け付けの場所と、試験会場の教室の場所を確認してから控室に行こうね。
大きな学校が会場だったりすると、校舎や教室の位置関係が分かり難くて、間違えて焦りながら走り回る受験生を必ずのように見かけるしね。
A子:先に受け付け済ませておけば一安心ね。
いや、そうでもないんだ。
受け付けはタイミングを見た方が良い。
A子:タイミング...?
実は、早めに受付に並ぶと、試験教室で面接の順番が1番か2番になってしまう可能性、いや、危険性と言った方が良いかな、があるんだ。
B男:えっ?1番の方が良くないですか?早く終わるし。
でもね、1番最初だと面接カードを書かされて、すぐ教室に入ったりとか、心の準備も含めて余裕が無くなるんだ。
B男:面接カードを書く?面接カードって受験票のことじゃないんですか?
そっちにきたか。
まぁ、それは後で詳しく話すよ。
とりあえず、面接順番は5番目ぐらいが良いんだ。面接カード含めて流れが前の人の様子を観察してわかるし、実はちょっとズルいというか、うれしいことがあってね。
A子:何ですか?ズルくて、うれしいことって。
実は、ほとんどの会場は、面接を学校の教室でやるんだ。
受験生は10人ぐらいづつのグループに分けられて、順番が来たら教室の前の廊下で椅子に座って待つ。
A子:ふんふん、それで?
聞こえるんだよ。
A子:何が?
面接の内容がさ。
そりゃ、ハッキリと聞こえるような試験会場はないよ。
新築の鉄筋コンクリート造りの会場だと聞こえ難いけど、古い木造の学校だったりすると、耳を澄ませば、だいたい聞こえちゃうんだ。
A子:えーっ!マジですか!
でも、問題カードが2種類あって、自分の番で前の人と違うことがあるからね。
だから問題カードがそのまま同じだろうと思われる5番目ぐらいがちょうど良いんだ。
A子:なるほど。
B男:なるなる、僕も絶対5番目になる!
まぁ、順番は自分ではどうにもならないからね。
でも、受け付け開始から、受験級別に注意して見ていれば1番や2番には、ならないようにはできるよね。
じゃあ、話を戻して受付のところから説明しようか。